「 生き別れになった子どもに会いたい」
「 子どもが今幸せなのか確認したい」
など、生き別れた子どものことを忘れられない親はたくさんいます。
生き別れた子どもに関する実態把握調査を希望する親の心理、再会することは、親と子にとって何を意味するのかを解説しています。
執筆者:篠原
2024年4月11日更新
人探し調査員歴10年。人探し調査のみならず、家出・失踪人調査、ペット捜索など幅広い調査を得意とし、多数の問題を解決してきた実力の持ち主。人探し調査や的確なアドバイスに定評あり。
生き別れとは、一般的に肉親または縁者が互いに生きていながら離ればなれになることを言います。
幼少期などに親と子が別れてしまったために、断片的な情報しか記憶しかないケースも多く捜索が難航するのが特徴と言えます。
両親の離婚後に親権のない親(主に父)に会えないでいる子どもは7割にも上るといわれています。
このほとんどは、親権者(主に妻)が子どもを連れて居住地を変えたまま、消息不明になるケースです。
その根本に離婚後はどちらかが子どもと別れないといけない制度になっていることが影響しています。
年間120万人以上の夫婦が離婚し、これによって年間20万人以上の子どもが、親の離婚を経験している現在の日本。
日本がG7諸国の中で唯一「単独親権」を採用しており、養育費や面会交流が離婚の際に争いの種となるケースが多く、このことが、感情のもつれを引き起こし、別居した親と生き別れとなってしまう要因ともいわれています。
ただ言えることは、離婚して夫婦関係が解消されても親子関係は変わらないということ。
親と子どもが会いたいと思う気持ちを否定することは誰にもできないのです。
親子が生き別れになるきっかけは、さまざまな要因によって引き起こされることがあります。
一般的に生き別れは、親子間や兄弟間でのことを指す言葉であり、自分の意思に関係なく、家庭の事情で離れることになってしまったというニュアンスが当てはまります。
例えば、以下のようなことが生き別れ状態に至るきっかけと経緯になります。
子どもの現在を調べてほしいという依頼が増えています。
我が子との別れを望んでいなかった多くの親は、当然その後においても子どもの行く末が気がかりでしょう。
離婚する夫婦の間で、養育費や面会交流の取り決めをする事例は、養育費については約半数、面会交流については約4分の1である現状が、法務省による法制審議会の調査や家族法制部会のヒアリング資料などでわかっています。
実際に面会の取り決めがなかったり、拒まれたりしている親の心境としては「面会交流までは求めないが、子どもがどこでどのような生活を送っているのか、現在の状況を知りたい」というのが本音だと言います。
子どもの現在について調べてほしいという探偵・調査会社への依頼も多くなっています。
依頼する親の心理として挙げられるのは以下のように、さまざまにあります。
生き別れになった子どもと親の物語は、しばしば感動的なエピソードとしてメディアに取り上げられますが、現実には再会を待つ長い道のりが待ち受けていることも少なくありません。
なぜなら、生き別れた親子には双方がそれぞれに持っている感情があるからです。
ここでは生き別れになった子どもの心境に迫りつつ、再会を目指す過程で直面する課題について探ってみましょう。
子どもとの再会に際し考慮すべきは子どもの現在の心境や心理状況です。
上のように子ども心理に次第では、再会の希望を捨てない親子もいいる一方で、再会が果たせない現実を受け入れることの方がより、心の平穏を見つけるケースもあるということが分かります。
それでも、生き別れの子どもを忘れることはできず、常に再会への思いを胸に抱えて生きていくのは辛いという場合は、以下のことを考慮したうえで判断してください。
子どもが実の親の存在すら知らず、現在の家族関係が良好であるとき、名乗り出ることは子どもの幸福を壊しかねません。
子どもの幸せを望んでいればこそ、状況を確認することに留めておき、後はそっとしておくことが一番です。
特に思春期の子供はセンシティブなので、突然目の前に出て『あなたの本当の母親は私なのよ』って出ていっても困惑するだけでは済まないと思います。
今はそのタイミングじゃないのかもしれない、子どもが成人してからでも遅くないのではないかなどよく考えましょう。
ただし反対に、成人になり嘘をつかれたことを知り傷つきすぎると心の病になるケースもあるので人によります。
何のために再会するのか、子どもにとってメリットなのかなど再会したい目的や再会した後のことも、しっかりイメージできることが重要です。
親子関係の再構築には時間がかかることを理解することが大切です。
いずれにせよ、子ども視点や立場に重点を置いて、慎重に行動することが求められます。
ただし、子どもの気持ちや状況を確認する以前に子どもの居場所がわからなければどうすることもできません。
また、別れて長い年月を経ることで、持っている情報が古くなるため正確な居場所を突き止めることが難しくなると言えます。
そのような場合、プロの探偵による情報収集やサポートによって問題を解決することが可能です。
生き別れの子どもについて知りたいので調べてほしいという、実際にあった相談事例を内容を一部変更してご紹介します。
ご依頼者: | 50代/男性 会社員 |
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ご依頼内容: | 行方調査 |
ご依頼理由: |
息子が幼少の頃、離婚してから息子の行方がわかりません。 18年前に妻と離婚してからは連絡をとっておらず息子がどこでどのような生活を送っているのか全くわかりません。 最近、がんが見つかり、もしこのまま命が尽きたらと考えると息子のことばかり考えてしまいます。 息子の生活状況だけでも確認したいので、調査をお願いいたします。 息子についての情報は氏名、年齢、幼少の頃住んでいた住所と写真のみです。よろしくお願いします。 |
調査レポート: |
今回の調査は当社独自の調査を行ない、「氏名や生年月日・旧住所の情報」から聞き取りとデータによる情報収集調査をメインで進めた結果、現住所の割り出しが成功しました。 特定した情報をもとに張り込み調査を行ない、現在の姿を確認することに成功しました。 現在は建築関係の企業に就職して1人暮らしをしている姿を撮影し調査終了となりました。 元気に生活していることがわかっただけでも良かったとご感想いただきました。 |
再会を目指すためには、過去のできごとまでさかのぼり経緯や背景を知ることが重要です。
それによって居場所特定や再会の可能性を高める一つの手段となります。
探偵を利用することで迅速に正確な情報収集が可能になります。
主に関係各所への聞き込み調査、張り込み調査、尾行調査、データによる情報収集や独自の情報網を駆使しして、生き別れた子どもの居場所を探していきます。
探偵に調査依頼をして情報を得ようと考えたときは、その前に必要な情報は何であるかを明確にしておくことが大切です。
目的に合わせて探偵の調査方法が変わるので、情報の多さや目的をきちんと告げることが正確な見積もりを貰う第一歩と言えます。
基本的には人探し探偵調査窓口は、基本料金132,000円(税込)から調査が可能です。
ただし調査にかかる費用は、事前にお持ちの情報の量や経過した年数によっても大きく異なります。
調査にかかる日数に影響するからです。
従って探偵に調査依頼をして情報を得ようと考えたときは、その前に必要な情報は何であるかを明確にしておくことが大切です。
生き別れの子どもの調査を依頼される方の多くは、居場所を特定することだけが最終的な目的ではないはずです。
子どもの現在の様子や生活ぶり、もっと言えば家庭環境、学校や職場環境、そして健康面や経済面まで確認できるものならしたいはずです。
探偵の実態把握調査ならご自身では得られない情報を確かめることが可能です。
そして可能ならば、子どもとの再会を願わずにはいられないでしょう。
子どもとの再会に関しては先述の通り、現在の子どもの家族関係や心理状態を十分に配慮しなくてはなりません。
実態把握調査では、再会の可能性も含めて以下についてもサポートが可能になります。
以下に一例をまとめました。
子どもを見つけた後の調査は、人探し調査の目的により、取得する情報の種類が異なります。
「人探し調査」+「各種調査」だとお考えください。
以下は、子どもを見つけた後に実地可能な調査の一部です。
生き別れてしまった子どもとの再会は親にとって念願が叶うことかもしれませんが、それが必ずしも幸福な結末を意味するわけではありません。
それが子どもにとって幸福かどうかによって、まるで違う意味をもたらす可能性もあるのです。
再会へと踏み出す前に、親子関係の再構築には時間がかかること、子どもの境遇をよく理解しておくことが何よりも大切です。
再会を果たすまではいかずとも、自分の想いを伝えたい、元気にやっているかだけでも知りたい…
切なる苦しい胸の内を、私どもに打ち明けてみませんか?
悩み続けているのでしたら、できることをしましょう。いまできることをしないと手遅れになり、後悔が残る結果になるかもしれません。
探偵でなければ収集できない情報をご提供することで、お悩みを解消できるはずです。
当事務所はご依頼者の気持ちを優先し、ご希望に沿った調査をお約束いたします。
まずは、無料相談をご利用くだいませ。
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