風俗を辞めたのか知りたい｜コロナ禍で変わった風俗嬢の特徴

繁華街のファッションヘルスやソープランド、ピングサロンなど店舗型風俗店のみならず、デルヘルなどの派遣型風俗店も、コロナ禍の影響を受け、次々と閉店や営業自粛を余儀なくされ、風俗に働き口を求めていた女性たちは行き場を失う事態となっています。

加えて、キャバクラなどは、「接客を伴う飲食店」と小池都知事に名指しされた上で、あたかもコロナウイルスの発生源のような扱いをされ、壊滅的打撃を与えました。

また、風俗嬢やキャバクラ嬢の中には、税務申告していないことを後ろめたく感じ、公的扶助や支援を求める傾向が少なく、日々の生活費にも困窮し、売春に走ることも多くなってきているのです。

都内の小学校教諭が新宿歌舞伎町で、売春目的に立ちんぼ行為をし、逮捕され、懲戒免職処分されたニュースが代表されるように、一般の社会人や女子学生なども、ここに参入し、社会問題となっています。

実際、アルバイト先を失った女子学生や、収入が減った女性の社会人が「副業」として、売春に走るケースも多くなっています。

例を挙げるとすれば、コロナ禍にとって、タクシー業界は壊滅的打撃を受けている一方で、終電の繰り上げや深夜バスの運休を背景に、白タク行為（無許可営業のタクシー）の摘発が相次いでいるようなことが、夜の街で起きているのです。ここで商品となるのは「性」そのものです。

「それなら、昼の仕事を探せばいいじゃないか」といった一見、至極真っ当な“正論”を叫ぶ人も現れていますが、事はそう単純なものではありません。

風俗嬢としての働き方に慣れた女性がいきなり、昼の仕事に転職しても、肉体的にも精神的にも順応できできなくなってしまうケースがほとんどです。

そんな事情も知らず、これ見よがしに「性風俗ゼロ」という暴論を放ち、マスコミに登場する社会活動家は“世間知らず”としか言いようがありません。

こうした事情で行方をくらました“元・風俗嬢”を探すことは非常に困難であり、自力ではほぼ不可能といっていいでしょう。

このような調査は探偵社に依頼することで、以前に在籍していたお店に潜入した上での聞き込み調査に加え、蓄積された“夜の街”における独自のネットワークを駆使し調査することになります。それに加えて、現代ならではの調査方法もあります。

その日の食べ物にも苦労しているような若い世代の人でも「スマホ」だけは手放すことはありません。実際、若い困窮者が繁華街に集まる要因として、フリーWi-Fiが充実していることもその一つとされています。

そのような状況下に置かれた女性が、SNSやアプリを使用して“パパ活”の末、売春行為に及んでいる現実もあります。

住む家を失い、食べるものにも苦労している若い女性でも、手放すことがなく、加え、唯一の連絡手段でもあるスマホ。
この存在が、すなわち、その人物の生存証明にもあり得ることで、調査対象者のスマホ解析やSNS追跡調査を通じて、“姿を消した風俗嬢”の現状を知るすべとなり得るのです。

懇意していた風俗嬢やキャバクラ嬢が突然、姿を消したならば、「探したい」という気持ちと同時に、その安否が気掛かりになるでしょう。

調査の結果、お店を移籍しただけならば、ひと安心するでしょう。また、行方不明となれば一大事です。

もしかしたら、困窮した状態で“闇落ち”している可能性もあります。このような理由から、コロナ禍でのこうした調査依頼は、安否確認や犯罪の抑止にもつながると考えています。