
「家族が突然いなくなった…」
そんな経験をしたご家庭も多いのではないでしょうか。
すぐに帰ってくるだろうと考えがちですが、最近では一時的な反抗では済まされないことが多くなっています。
なかでも、SNSや掲示板を介して闇バイトに誘われ、事件に発展するケースが増加しています。
愛知県でも、高校生が海外の特殊詐欺に加担させられる事件が発生しました。
このコラムでは、実際のニュースをもとに「家出」と「事件」がどう結びつくのかを解説し、家族が取るべき初動や避けるべき行動をお伝えします。

ミャンマー東部ミャワディを拠点にする特殊詐欺グループに加担させられていたとして、愛知県在住の男子高校生(16)がタイ警察に保護され、「海外でやれる仕事があるというインターネット情報に応募した」という趣旨の説明をしていることが、日本の捜査関係者への取材でわかった。高校生は16日に帰国し、県警が事情を聞いている。
(中略)
捜査関係者によると、高校生が行方不明になったことから家族が警察に相談していたところ、少年から「ミャンマーにいる」という連絡があった。少年は今回の渡航のためにパスポートを取得したとみられる。
ミャンマーでは、偽の求人で誘い出された外国人が詐欺に加担させられる事案が相次いでおり、タイ警察は詐欺グループに関与した可能性がある日本人の複数の男を拘束したと発表している。
引用元:愛知の高校生、闇バイトに応募しミャンマーで特殊詐欺…行方不明で家族が警察に相談(2025年2月17日)

アルバイト代だけでは十分に生活できない、進学や夢のために資金が必要…。
こうした不安を抱える若者に「短期間で大金が稼げる」という誘いは強く響きます。
高収入の求人は魅力的に見えますが、実際は闇バイトや詐欺の片棒を担がされるものがほとんどです。
家出をきっかけに経済的困窮から抜け出そうとした結果、より危険な状況に追い込まれるケースが多いのです。
家庭での会話が少なかったり、学校に居場所を感じられなかったりすると、悩みを一人で抱え込みがちです。
孤独や疎外感を抱える若者は「自分を理解してくれる存在」をSNSに求め、親しげに声をかけてくる相手に心を許してしまう傾向があります。
家出はその延長線上にあり、外部からの誘いに応じやすい状態を作ってしまいます。
SNSや掲示板は匿名性が高いため、犯罪組織が勧誘目的で利用している場合があります。
「即日払い」「誰でもできる高収入」などの甘い言葉に惹かれ、軽い気持ちで連絡を取ると個人情報が抜かれたり、海外渡航を持ちかけられたりします。
実際に今回の高校生も、匿名空間で出会った人物からの誘いが事件のきっかけとなっていました。

家族が突然行方不明になったとき、冷静さを失わず、初動を正しく取ることが何より大切です。
このセクションでは、家族が家出したさいにやるべきことを説明していきます。
家族が行方不明になったとき、まずやるべきは残された証拠の保存です。
スマホの履歴やSNSのメッセージ、通話記録は、足取りを追う大きな手がかりになります。
パソコンやタブレットも確認し、アクセス履歴を保存しておきましょう。
「すぐ帰ってくる」と思って様子を見るのは危険です。
行方不明届を出せば、警察は早い段階から動いてくれます。
初動が遅れると事件につながる可能性があるため、迷わず警察に相談することが大切です。
警察がすべてのケースで迅速に対応できるとは限りません。
そのため、民間の探偵に相談し並行して調査を進めることで、発見の可能性が高まります。
SNS調査や交友関係の洗い出しなど、民間だからこそ柔軟に動ける手法もあります。

家出に直面した家族は、強い不安と焦りから冷静さを失いがちです。
ですが、誤った対応をしてしまうと、かえって状況を悪化させることがあります。
ここでは特に注意すべきNG行動を整理します。
「友だちの家に泊まっているだけだろう」と考えて放置するのは危険です。
家出が長引くほど犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性は高まります。
取り返しのつかない結果につながることもあるため、家出が発覚した際は迅速に対応しましょう。
家族がいなくなった際、「なんとしても探し出したい」という気持ちになるのは理解できます。
しかし、無断で知人宅に立ち入ったり、SNSで本人になりすましたりする行為は違法です。
家族自身がトラブルに巻き込まれ、調査がかえって難航する恐れもあります。
調査を行う際は、合法の範囲内で動くことが何より大切です。
「助けてほしい」という思いから、名前や写真を安易に公開してしまうと、悪意ある第三者に利用される可能性があります。
情報発信は慎重に行い、必要があれば警察や専門家と相談しながら適切な形を選びましょう。

家出は一時的な逃避行動に見えて、実際には犯罪組織に利用されるリスクをはらんでいます。
今回の高校生の事例のように、SNSを通じた甘い誘いがきっかけで海外へ渡航し、詐欺グループに加担させられるケースまで起きています。
もし大切な家族が行方不明になった場合は、本記事で紹介した流れで迅速に対応しましょう。
泣き寝入りせずに行動することが、家族を守ることにつながります。
お電話・メール・LINEなどで相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
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執筆者 / 吉田
人探し調査員歴8年。自身の関係者が失踪した辛い経験を持つ。 独学で多くの捜索方法とカウンセリングを学び実践。 豊富な実践経験から探偵の門を叩き、捜索、カウンセリングのプロとして活躍中。 監修者・執筆者一覧へ
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