
サウジアラビアで家族や友人が行方不明になった場合、困難な状況に直面します。
宗教や言語、文化などが理由で、個人での捜索が極めて難しいためです。
そこで本記事では、サウジアラビアの現地事情や安全な調査方法、専門的な相談窓口について詳しく解説します。
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サウジアラビアは、中東のなかでは治安が比較的安定している国です。
外務省は、サウジアラビアの大部分の地域を「レベル1(十分注意)」としています。
しかし、地域によって治安は異なります。
イエメンとの国境付近であるジャーザーン州やアシール州などの警戒レベルは、「レベル3(渡航中止勧告)」です。
サウジアラビアに向かう際は、目的地の治安を事前に調べておくと安心です。
またサウジアラビアでは、過去にイスラム過激派によるテロ事件が頻発していましたが、現在は減少傾向にあります。
ただし、モスクや政府機関を狙ったテロが発生する可能性は十分にあります。
油断はせず、異変を感じた際はすぐにその場を離れましょう。

サウジアラビアでの人探しが難しい理由はいくつかあります。
知らずに調査を進めると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるため、気をつけましょう。
サウジアラビアは、入国すること自体がハードルの高い国です。
観光ビザは以前より取りやすくなったとはいえ、審査は依然として厳しいままです。
イスラム教を信仰していない非ムスリムは、聖地に入ることが完全に禁止されているのも大きな制約でしょう。
また、女性の一人旅にも制限があります。
調査目的での入国となるとさらに難しくなります。
外国人が現地で調査活動をするには特別な許可が必要なため、この部分が厄介な問題になっています。
サウジアラビアは、イスラム法が国の法律になっている宗教国家です。
文化や考え方はもちろん、プライバシーに対する考え方も日本とは大きく異なります。
家族以外の人に個人情報を調べられることに、抵抗を感じる人がほとんどです。
また、イスラム法では男女の接触にも制限を設けています。
異性のことを調べているとなれば、制裁を受ける可能性もあります。
このような制限は以前ほど厳しくはないものの、宗教警察(ムタワ)の監視もまだ続いています。
サウジアラビアで人を探す際には、アラビア語を使用する必要があります。
サウジアラビアの方言は特殊なため、普通のアラビア語を勉強しただけでは理解できないことが多いです。
また、部族社会の複雑な人間関係や、アラブ系の遊牧民ベドウィン文化と都市部の文化の違いなど、外国人には理解しにくい要素もたくさんあります。

サウジアラビアの急速な社会変化は、人探し活動にも新たな課題をもたらしています。
「ビジョン2030」とは、サウジアラビアが2016年に打ち出した国家改革プランです。
石油に頼らない国づくりと社会の現代化を目指す目的で行われています。
プランのおかげで女性の権利が大幅に拡大し、車の運転もできるようになりました。
また、外国人観光客も積極的に受け入れるようになり、入国のハードルは以前よりも下がりました。
ただし、人の動きが活発になったことで、行方不明者の捜索がかえって困難になった面もあります。
経済の多角化で国内の人口移動も増えていて、昔の住所が当てにならないケースも多くなっています。
この改革は情報の透明性を高める効果もある一方で、文化的な制約や政府の情報管理は相変わらずなため、人探しには複雑な影響を与えています。
サウジアラビアは地域ごとに特徴が異なるため、人探しをする際は場所に応じた戦略が必要です。
首都リヤドは官僚的な手続きが複雑なため、情報を得るのに時間がかかります。
商業都市ジェッダは外国人が多い分、人の出入りが激しくて足跡を追うのが困難です。
東部州は、石油産業の中心地で外国人労働者が多いのですが、セキュリティが厳しく調査しにくい面があります。
南西部はイエメン国境に近く、治安の問題で慎重な対応が求められるでしょう。
サウジアラビアでは、近年デジタル化を急ピッチで進めており、国民全員にデジタルIDが導入されています。
SNSの監視システムもあり、オンラインでの発言や活動は政府にチェックされている状況です。
電子決済も普及していて、お金の動きも把握されやすくなっています。
こうした高度な監視システムがあることで、逆に外部からの情報収集は難しくなっています。
プライバシー保護が厳格になった分、行方不明者の家族でも必要な情報を得るのが困難になっているのが現状です。

個人でサウジアラビアに渡航して人探しをするのは、リスクが高い行為です。
リスクをしっかり理解したうえで、適切な対策を取りましょう。
サウジアラビアで許可なく調査活動をすると、不法行為として逮捕される可能性があります。
他人のプライバシーに関わる情報を集めることは、重大な問題になりかねません。
また、ビザの目的と違う活動をしていると、違反行為として強制送還されることもあります。
宗教的なタブーを知らずに犯してしまい、法的トラブルに発展するケースも実際にあります。
サウジアラビアは国土の大半が砂漠です。
慣れない外国人が一人で動き回ると、遭難する危険性があります。
たとえGPSがあったとしても、砂嵐などで危険な状況に陥ることもあるでしょう。
また、文化的な誤解から暴力事件に巻き込まれることもあります。
とくに、女性の一人行動にはさまざまな危険が伴います。
現地の慣習を理解していないと、住民との衝突を招くこともあるので注意が必要です。
現地での滞在費はかなり高額です。
長期間の調査になる場合は、経済的な計画を事前に立てる必要があります。
嘘の情報を高額で売りつける悪質業者も存在するため、詐欺被害に遭うリスクも高いです。
適切な業者を見分けるのも困難なため、費用だけかかって情報をひとつも得られなかったパターンも珍しくありません。

サウジアラビアでの人探しを安全かつ効果的に進めるためには、現地の事情に精通した専門業者への依頼が最も確実な方法です。
プロの探偵事務所なら、さまざまなリスクを回避しながら調査を行うことができます。
海外人探し調査に強い探偵事務所は、現地に信頼できる協力者ネットワークを構築しています。
現地の法律や文化を理解した人たちが合法的に情報収集してくれるため、外国人が近づけない情報源からも情報を得られる可能性が高いです。
探偵事務所はイスラム文化や現地の慣習を熟知しているため、宗教的なタブーを避けながら調査を進められます。
たとえば、男女の接触制限などがある場面でも、適切な方法で対象者にアプローチが可能です。
海外調査の実績が豊富な探偵事務所は、現地の法律をよく知っているため、違法行為に該当しない範囲で調査が可能です。
現地当局に拘束されるような危険を避け、依頼者の安全を最優先に調査を進めます。
当事務所では、サウジアラビアを含む中東地域での人探し調査で豊富な実績があります。
WAD(世界探偵協会)やCII(国際調査機関)に加盟した国際的な調査ネットワークを活用し、広範囲での情報収集が可能です。
相談は何度でも無料、電話やLINE、メールでの匿名相談も受け付けています。
現地に行くことなく依頼でき、緊急案件にも24時間対応しているので、お気軽にご相談ください。

当事務所に寄せられた、実際の相談事例をご紹介します。
このケースは、石油関連企業で働くために息子がサウジアラビアに行ったものの、3ヶ月間音信不通になった事例です。
会社は「退職した」と言うだけで、家族には何の連絡もありませんでした。
SNSの更新も完全に止まっていたため、依頼者は相当心配しておりました。
調査の結果、別の都市で交通事故に巻き込まれ、病院で治療を受けていることが判明。
依頼から数日で、無事に家族と連絡を取ることができました。
このケースは、商社がサウジアラビアの貿易業者と取引を進めていたところ、契約直前で相手が姿を消してしまった事例です。
依頼者は多額の前金を支払っていたため、急いで所在を確認する必要がありました。
現地スタッフと協力しながら、商業登記や不動産記録を調べた結果、詐欺の可能性が高いことが判明。
一刻を争う事案だったため、さまざまな手法を組み合わせて法的手続きに必要な証拠を集め、前金を全額返金いただくことができました。
このケースは、国際結婚を予定していた日本人女性の婚約者(サウジアラビア人男性)が一時帰国後に連絡を断った事例です。
婚約者だけではなく、相手の家族とも連絡が取れず、結婚準備にかかった費用の問題もありました。
現地調査の結果、婚約者が実は既婚者で別の家庭を持っていることが判明。
部族の長老からの圧力で日本での結婚を断念せざるを得なくなった状況でした。
この情報により、依頼者は法的な返金請求の根拠を得ることができ、精神的にも区切りをつけて前向きに進むことができました。

よくお聞きする質問をまとめました。参考にしてください。
A.基本的には全域で調査可能です。
ただし、外務省が渡航中止を勧告している地域については、安全を最優先に考えて調査方法を検討します。
A.最後に連絡が取れた日時や場所、連絡手段(電話・メール・SNSなど)、現地での知人や関係者の情報などをできるだけ詳しく教えてください。
対象者の写真や身体的特徴、趣味なども重要な手がかりになります。
A.アラビア語ができなくても大丈夫です。
アラビア語に堪能な現地協力者や通訳スタッフがいるので、言語の心配はありません。
調査報告書も日本語で分かりやすく作成してお渡しします。

執筆者 / 吉田
人探し調査員歴8年。自身の関係者が失踪した辛い経験を持つ。 独学で多くの捜索方法とカウンセリングを学び実践。 豊富な実践経験から探偵の門を叩き、捜索、カウンセリングのプロとして活躍中。 監修者・執筆者一覧へ
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