
息子が突然いなくなり、連絡もつかない…。
このような緊急事態に直面したとき、親として何をすべきか迷う方も多いでしょう。
まずは落ち着いて状況を把握し、警察への届け出や友人知人への確認、SNSでの情報収集など、段階を踏んで対処していく必要があります。
本記事では、息子が失踪した際に親が取るべき行動や事件性の見極め方、長期化したときのリスクなどについて解説します。
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動揺する気持ちを抑え、まずは冷静に状況を整理する必要があります。
いつから姿が見えないのか、どのような状態で出て行ったのかを正確に把握することで、次にやるべき行動が明確になります。
最後に息子と連絡を取ったのはいつで、どのような内容だったのかを思い出してください。
些細なことでも、失踪の原因や行き先を推測するヒントになることがあります。
SNSやメッセージアプリの履歴や通話記録をじっくり見返し、最後に会った場所やその時の様子を書き留めておきましょう。
何気ない一言や行動が手掛かりになることもあります。
また、最後に顔を合わせたとき元気がなかったり、何か悩んでいる様子だったりなど、わずかな変化も記録しておくと後に役立ちます。
息子の部屋や持ち物を詳しく調べることで、失踪の原因や行き先の手がかりが見つかることがあります。
とくに、以下の点に注意して確認しましょう。
何を持って出ているかどうかで、計画的な家出なのか突発的なものなのかをある程度判断できます。
たとえば、複数日分の着替えを持ち出していれば、しばらく帰らない意思があると考えられます。
反対に、財布や携帯を置いて出ている場合は、事件性も視野に入れる必要があります。
家出の場合、息子が過去によく訪れていた場所や、思い出の場所などに向かっている可能性があります。
行く可能性のある場所を、リストアップしてみましょう。
また、失踪する人の中には祖父母や叔父叔母など、親以外の親族を頼っているケースもあります。
可能な限り、息子が行きそうな場所を尋ねてみると良いでしょう。
下記の情報をもとに、息子の失踪は家出の可能性が高いのか、事件性が疑われるのかを判断しましょう。
貴重品や着替えなどを持ち出している場合、自発的な家出の可能性が高いと言えます。
一方、最近の様子にとくに異変がなく、むしろ普段通りだったのに失踪したというケースでは、事件や事故に巻き込まれた可能性も考えられます。
事件性がある場合は一刻も早く警察に相談してください。

失踪してから時間が経つほど捜索は難しくなるため、できることから迅速に始める必要があります。
失踪した息子の情報を警察署へ届け出ることで、行方不明者届や特異行方不明者として登録されます。
必要な情報は写真や特徴、最後に目撃された場所、連絡手段などをまとめて持参しましょう。
ただし、特異行方不明者以外の場合、警察の積極的な捜索には限界があります。
成人の家出は事件性が低いと判断されやすく、人員不足もあって対応が限定的になることを理解しておく必要があります。
友人グループや同僚、学校の先生に息子の様子を尋ねて、何か変わったことやよく行く場所の情報がないか確認します。
しかし、あまり大げさに騒ぐと帰りづらくなる場合もあります。
必要な人にだけ事情を説明し、SNSでの拡散は慎重に判断してください。
本人のSNSアカウントや位置情報機能、ネット掲示板やコミュニティサイトを巡回し、息子の痕跡を追跡します。
たとえば、使っているSNSの新しい投稿や、普段遊んでいるオンラインゲームにログインしているかなどです。
これらの情報をもとに、次の捜索場所や行動範囲を絞り込むことができます。
5ちゃんねるやTwitterで情報提供を呼びかける方法もありますが、デマや誹謗中傷のリスクもあります。
個人情報の取り扱いには十分注意してください。
家出の可能性が高い場合は、息子に帰宅を促すメッセージを送るのも有効な手段です。
メッセージを送る際は、下記に気をつけましょう。
「心配している」「帰ってきてほしい」などの温かいメッセージを、冷静に送ることが大切です。
また、親からの連絡には応じなくても、信頼している友人や親戚からの連絡なら反応することがあります。
親しい人に、協力をお願いするのもひとつの方法です。

数日経っても見つからない場合、さまざまなリスクが高まります。
長期化すればするほど状況は深刻になるため、早期発見が何より重要です。
長期失踪は、息子にとってさまざまな危険をもたらします。
所持金が尽きると、窃盗や詐欺などの犯罪に手を染めてしまったり、逆に犯罪組織に利用されたりする危険も考えられます。
また、長期間社会から離れると、仕事や学校に戻ることが心理的に難しくなります。
時間の経過とともに、多くのリスクを伴うので早めに見つけることが大切です。
息子の失踪は、家族にとっても大きな心理的負担となります。
捜索に必死になるあまり、親自身が心身ともに疲弊してしまうことがあります。
自分たちだけで抱え込まず、専門のカウンセリングや公的支援、NPOの相談窓口を利用しましょう。
家族間の情報共有と協力体制も大切です。
失踪が1週間以上続く場合、警察への再度の相談や捜索範囲の拡大などを検討しましょう。
警察へ再度捜索願いの依頼も大切ですが、地元のテレビ局やラジオ局、新聞社に情報提供を呼びかけたり、SNSで協力を求めたりすることも選択肢のひとつです。
時間が経つほど見つかる確率は下がるため、早めの対応が鍵となります。

警察は事件性がない場合、積極的な捜索を行わないことがあります。
また、人員不足などにより、十分な対応が期待できない場合もあります。
そんな時は、人探しに強い探偵事務所への相談を視野に入れましょう。
探偵事務所には、警察では対応できない調査スキルや情報網があります。
専門的な調査技術や豊富な経験、人員の確保により警察が対応できない範囲もカバーします。
スピーディな情報収集とプライバシーに配慮した調査体制も魅力です。
探偵事務所は、さまざまな手法を駆使して人探しを行います。
探偵事務所は、全国に協力者や情報提供者のネットワークを持っています。
ご依頼者からの情報が少なくても、友人や知人、同僚などを徹底的に調査し、誰かが居場所を知っている可能性を追求します。
探偵事務所に依頼することを躊躇う方が多いのですが、以下のような状況であれば、相談を検討する価値は十分にあります。
届け出から数日経っても何の連絡もない、新しい情報が得られないという場合は、探偵への依頼を検討してください。
時間が経つほどリスクは高まります。
「1日でも早く」という気持ちがあるなら、警察への届け出と並行して探偵にも依頼することをおすすめします。
当事務所では、専属担当制で最後までしっかりサポートいたします。
相談は何度でも無料で対応しているため、納得してからご依頼でき、調査後のアフターケアまで万全です。
再会後の関係修復サポートや、必要に応じて弁護士やカウンセラーなど専門家の紹介も可能です。

実際に当事務所が行ってきた失踪者捜索の事例を紹介します。
どのような流れで調査が進み、どのように発見に至ったのか、具体的にイメージしていただければと思います。
この事例は、20代の息子が仕事のストレスから突然失踪したとのご相談です。
警察に届け出を出したものの、事件性がないため積極的な捜索は行われなかったそうです。
2週間が経過しても手がかりが掴めず、ご依頼者様は焦った様子でした。
調査開始後、交友関係を徹底的に洗い出し、SNSの投稿から居場所の手がかりを発見。
調査員が現地で聞き込みを行った結果、ネットカフェに潜伏していることが判明しました。
調査開始からわずか5日で無事に発見し、ご家族との再会を実現。
その後、心理カウンセラーを通じて家族関係の修復もサポートさせていただきました。
この事例は、30代の息子が消費者金融からの借金を苦に突然失踪したとのご相談です。
携帯電話も解約され音信不通となり、警察では「成人の家出」として対応が限定的だったため、当事務所に依頼をいただきました。
調査の結果、借金取りから逃れるため県外に移動していることが判明。
独自の情報ネットワークと現地協力者を活用し、2県離れた地方都市の日雇い労働現場で働いている息子を特定しました。
本人と接触し、家族の想いを伝えたところ、帰宅を決意されました。
その後は、弁護士を紹介し借金問題の解決もサポートし、現在は実家に戻り家族と共に生活を立て直しています。

息子の失踪問題で、当事務所によくある質問をまとめました。
A.まずはご相談ください。
状況をお伺いし、調査内容や費用についてご説明します。
ご納得いただけましたら契約書を作成し、正式にご依頼となります。
A.はい、可能です。
情報が少ない場合でも、当社の独自の調査ノウハウや情報網を駆使して、可能な限り情報収集を行います。
A.時間が経過していても調査は可能です。
ただし、失踪から時間が経つほど情報は古くなり、本人の状況も変化している可能性が高くなるため、調査の難易度は上がります。
当事務所では、過去に1年以上経過したケースでも、発見に成功した実績があります。
時間が経っているからと諦める前に、まずは一度ご相談ください。

執筆者 / 吉田
人探し調査員歴8年。自身の関係者が失踪した辛い経験を持つ。 独学で多くの捜索方法とカウンセリングを学び実践。 豊富な実践経験から探偵の門を叩き、捜索、カウンセリングのプロとして活躍中。 監修者・執筆者一覧へ
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