
中学生・高校生の子どもが突然帰宅せず、電話やメッセージにも反応がないと、「少し待てば帰ってくるかもしれない」と様子を見たくなることもあるでしょう。
しかし、未成年の家出は、成人とは分けて考える必要があります。
事件や事故だけでなく、犯罪被害やSNSをきっかけとしたトラブルに巻き込まれる可能性も視野に入れ、早い段階から安否確認を始めることが大切です。
まずは、最後に確認した時間や服装、持ち物、連絡状況など、現在地につながる手掛かりを整理していきます。
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中学生・高校生が突然家を出たときは、「反抗期だから」「友達の家に泊まっているだろう」と決めつけず、まず安否を確認します。
本人の意思で家を出たとしても、その後の安全まで保証されるわけではありません。
家出の背景には、学校でのトラブル、家庭内の問題、友人関係、金銭問題など、複数の事情が重なっているケースもあります。

子どもがいないことに気づいた直後は、焦って外へ飛び出す前に、まず手元にある情報を短時間で整理します。
まず、自宅内や敷地内を確認し、本人が外出していることを確かめます。
あわせて、なくなっている持ち物も見ておきましょう。
着替えや充電器まで持ち出しているかどうかも、移動予定を考える材料です。
最後に会った時刻や連絡があった時間、服装、靴、バッグ、移動手段などは、あとで確認できるようメモに残します。
最近撮影した顔写真も用意しておくと、警察や関係機関へ状況を伝える際にスムーズです。
電話だけを何度もかけ続けるのではなく、返信しやすい短いメッセージを送るのも有効です。
「怒らないから無事だけ知らせて」「場所を言いたくなければ連絡だけして」「迎えが必要なら迎えに行く」など、本人が返信しやすい伝え方を意識します。
家族で共有している位置情報サービスや、保護者として正当に利用している見守り機能があれば、表示内容を確認します。
位置が表示されたら、場所と時刻をメモやスクリーンショットで残しておきます。
危険な場所や見覚えのない場所が表示された場合は、保護者だけで向かわず、警察へ情報を伝えてください。
仲の良い友人やその保護者に、子どもの予定や最近の様子を聞いてみましょう。
友人を強く問い詰めると、かえって情報が得にくくなることがあります。
「安否を確認したいだけ」と目的を伝え、友人を責めるような聞き方は避けます。
登校日であれば、担任、学年担当、部活動の顧問などに連絡します。
登校状況や下校時刻、最近の友人関係など、学校側が把握している情報を聞いてみましょう。
中学生・高校生では、家族が把握していない交友関係がSNS上に広がっていることも珍しくありません。
公開されている投稿やプロフィールの変更、最近の投稿内容など、保護者が正当に確認できる範囲で情報を整理します。
不審なやり取りが見つかった場合は、投稿やメッセージ、アカウント情報をスクリーンショットで残しておくと、後の確認に役立ちます。
オンラインゲームのフレンド、ボイスチャット、コミュニティを通じて、学校外の人物と交流していることもあります。
ゲーム上の知人と会う約束や、遠方へ行く話をしていなかったかも確認します。
子どものアカウントへ不正にログインするなど、不適切な方法で情報を取得することは避けてください。
公開情報や、保護者として正当に利用できる機能の範囲にとどめます。

家出直後は、徒歩・自転車・電車で移動できる範囲にいることもあります。普段の行動から、立ち寄りそうな場所を絞ります。
家族で確認する場合は、担当する場所と時間を分け、確認した場所を共有しておきます。
深夜の繁華街や危険が疑われる場所へ、保護者だけで向かうのは避けてください。
SNS上では、知らない人物から宿泊先を提供すると持ちかけられたり、「簡単に稼げる」「高額報酬」などの言葉で仕事へ誘われるケースがあります。
そこから闇バイトや犯罪行為に巻き込まれ、個人情報を握られたり、脅されて帰宅できなくなったりする危険も考えられます。
SNSで知り合った人物と会い、性犯罪や性的搾取などの被害に遭う危険もあります。
不審な人物とのやり取りが見つかっても、保護者が相手へ直接連絡したり、呼び出したりするのは避けてください。
メッセージやアカウント情報は、削除せず保存しておきましょう。
薬物に関するやり取りや不審な金銭の動き、急に増えた高価な持ち物など、普段と違う変化も手掛かりになります。
未成年の家出では、「24時間待つ」「翌朝まで様子を見る」と決める必要はありません。
特に、次のような状況では早めの対応が必要です。
所在が分からない場合は早めに警察へ相談し、事件・事故や誘拐など差し迫った危険がある場合は110番を利用してください。
家出の背景に家庭環境、虐待、親子関係、学校での問題などがあるときは、児童相談所も相談先の一つです。
子どもが「家に戻りたくない」と話している場合や、家庭内での安全確保が難しい場合、発見後の生活や保護について支援が必要な場合にも相談できます。

家族側でも立ち寄り先や移動先の確認を進めたい場合は、探偵への相談を検討できます。
探偵は警察の捜査を代行するものではなく、家族から提供された手掛かりをもとに、適法な範囲で所在確認を行います。
対応できる調査の範囲は、家出までの経緯や現在分かっている手掛かり、依頼目的などによって異なります。
一方、第三者のアカウントへ不正アクセスしたり、携帯電話会社から非公開情報を不正に取得したり、建物へ無断で立ち入ったりすることはできません。
中学生・高校生の家出は、夕方から夜にかけて所在が分からなくなるケースも少なくありません。
終電前後の駅や繁華街、24時間営業の店舗周辺では、夕方・終電前後・深夜で人の流れが変化します。
そのため、時間帯に応じて確認する場所の優先順位を変えていきます。
状況によっては、夜間の所在確認を行うことも可能です。
河川敷、広い空き地、山林周辺など、地上から全体を見渡しにくい場所では、ドローンによる上空からの確認が捜索を補助することがあります。
ただし、ドローンはどこでも自由に飛ばせるものではありません。
飛行場所や方法によって法令上の制限があり、周辺環境や安全面の確認も必要です。
ドローン調査は、現場条件と法令を確認し、実施可能な場合に捜索の補助として検討します。
無事に見つかると、保護者としては「どうして家出したのか」「誰といたのか」とすぐ聞きたくなるかもしれません。
しかし、本人が疲れている、怖い経験をしている、誰かから口止めされているなどの可能性もあります。
まずは、けがや体調に問題がないかを確認します。
理由をすぐ問い詰めるより、落ち着いて話せる状態をつくることを優先しましょう。
家出したことだけを強く責めると、本当の理由を話しにくくなることもあります。
いじめ、家庭問題、犯罪被害などが背景にある場合は、家出に至った経緯を整理し、そのうえで、必要に応じて学校や児童相談所などへ情報を共有します。
連絡があっても、安全な場所にいるかまでは判断できません。
責めたり帰宅を強く迫ったりせず、体調や今の状況を確認しながら、連絡が途切れないようやり取りを続けます。
居場所を無理に聞き出そうとすると、その後の連絡まで途切れることがあります。
まずは連絡を保ち、「困っていることはないか」「迎えが必要か」など、安全につながる会話を心がけます。
電源が切れている、通信できない場所にいるなど、位置情報が更新されない理由はいくつかあります。
表示されないことだけで居場所を判断せず、持ち物や最後に確認した場所など、ほかの手掛かりとあわせて確認します。
何度も家出していても、「今回もそのうち帰る」と決めつけないことが大切です。行き先や本人の状態は毎回同じとは限りません。
家出を繰り返す場合は、学校生活や家庭環境、交友関係など、背景にある事情にも目を向けます。
SNSで情報を求めると、子どもの顔写真や学校、行動範囲まで広く拡散するおそれがあります。
一度広がった情報は完全に削除するのが難しいため、個人情報の公開は慎重に判断してください。
交通系ICカードや持ち物、本人が以前話していた内容などから、移動先の手掛かりを整理します。
手掛かりが少ないまま広範囲を探すと確認先が重複しやすいため、まず分かっている情報を時系列でまとめることが重要です。
中学生・高校生の家出では、持ち物や連絡履歴、友人関係など、分かっている情報を整理することで次の対応を判断しやすくなります。
家族だけで確認するのが難しい場合は、現在ある手掛かりを整理したうえで、状況に合った相談先を検討することが大切です。
ファミリー調査事務所では、現在分かっている情報を伺い、対応できる調査の範囲をご案内します。
何から始めればよいか分からない場合も、まずは無料相談をご利用ください。
※携帯電話アドレスをご利用の場合、返信メールが届かないことがあります。Gmail・Yahoo!メールなどのフリーメールのご利用をおすすめします。
監修者・執筆者 / 山内(探偵業務取扱責任者)
東京都公安委員会 探偵業届出 第30210283号。探偵業務歴20年以上。家族・親族・恩師・友人・元交際相手・ビジネス相手など、人探し調査を専門に国内外で多数の案件を担当。少ない手掛かりからの情報整理、所在確認、調査報告書作成、弁護士・司法書士など専門家と連携した調査支援まで幅広く実務を行っています。2026年にはNHK「おはよう日本」へ取材協力・出演し、調査現場で培った知見をもとに、ストーカー被害や早期相談の重要性について解説しました。監修者・執筆者一覧へ
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